トキの雌、再び佐渡へ 雄のねぐら近くに飛来 繁殖期待(産経新聞)

 新潟県佐渡市で昨年9月、野生復帰を目指して放鳥された国の特別天然記念物のトキ20羽のうち、今年1月に本州に渡った雌1羽が再び佐渡に戻ってきたことが2日、わかった。飛来した地域近くは繁殖期に入った雄2羽がねぐらにしていることから、繁殖の期待が高まっているが、雌ばかりが本州に渡っており、この雌も再度、本州に飛んでしまう恐れもある。

 確認されたのは、昨年9月に2次放鳥された20羽(1羽は保護ずみ)のうち1月16日に新潟県五泉市に飛来した1歳の雌。30日夕に同市にいるのが目撃されたが、2月2日午後1時半すぎには、佐渡市南部の赤泊地区にいるのが足輪の色などで確認された。ここ数日、北東の風が吹いており、その風にのって約40キロの距離がある海を渡った可能性があるという。

 赤泊地区から約10キロ離れた地域をねぐらにしている2羽の雄は繁殖期を迎えたことを示す黒灰色になっているという。ただ、1次放鳥の雌で昨年3月、本州に渡って佐渡に戻ったが再び本州に渡ってしまった例がある。

 毎日トキを観察している酒川善一さん(64)は「雌がなぜ本州に渡ってしまうのかは謎。落ち着いてカップルになってくれたら」と期待を寄せる。

【関連記事】
トキの生息地分散化を支援 日中共同で環境保全策
トキ夫婦、新居にご満悦? いしかわ動物園に移送
トキ2次放鳥の雌も本州へ 関係者やきもき
本州最後のトキの声 民家で録音テープを発見
来年9月にトキ20羽を放鳥 環境省の専門家会合

福岡県汚職 副知事室で100万円授受(毎日新聞)
石川県輪島市で震度4(時事通信)
<国民新・下地氏>亀井金融相の予算案発言を暴露(毎日新聞)
ミリタリー・バランス タリバン勢力拡大 30→160(産経新聞)
独法の仕分け、対象選定に着手=仙谷担当相(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。